姫とあいつと婚約者

ガサッ

「このままじゃヤベーな、大人数だったら話は別だが、こんな少人数で報告されている謎の少年バッタリあっちゃ............。」

「だよなー。理由付けといて逃げるか?」



2人の男の声が聞こえる。

草木を掻き分けながら、
こっちに向かってきてる。
隠れなきゃ...........。



今、私のいる道路に出てくるつもりだ。



進むなら、草木が茂っているところよりも、断然道路を渡ってくるはずだもんね?




私は、端に寄って向こうの行動を伺えるように木の裏に隠れた。




「とはいえ、ここがどこだかよくわかんねーんだよなぁ~。」

「この歳で迷子かよ、まじ勘弁。」




笑い声が遠のいている。
早く、連を探さなくちゃいけないのにここに留まっているわけにはいけない。



待っていられなくて、歩こうとしたとき。




ガサガサッ、




あ、やっちゃった............。
草の音がしてしまった。
体は硬直。


やばい。