姫とあいつと婚約者

皆の気持ちを無駄にはしない。



「梨乃、全力疾走、いい?」


「そんなのわかってるって。」


ケラっと笑った。
梨乃だ。



走って、
走って、


走りまくった。



脚が壊れてしまうんじゃないかってくらい。


ここまで、敵は現れない。
きっと、連や蒼、花井さんも抑えていてくれてるからだろう。




別荘が見えた。



「...................梨乃、やっぱり私、やだ、このまま梨乃は屋敷に。」




「ちょっとぉ?愛純!何やってんの!バカぁ!」