森の中を走り、私の別荘へ向かった。




「いたぞっ!こっちだ!梨乃様だ!他の奴らも捕らえろ!」




ガサッ。


3人の男たちが出てきた。
やばい、もう見つかってしまった。



このままじゃ、
梨乃がっ。




「愛純っ!先に梨乃連れて走れっ!もうすぐだろ?ここまできたんだっ!」



蒼が敵に向かった。
相手は3人。
やだよ

蒼まで失ってしまったら。



私は独りなの?



「嫌!」



「お前、いつまで駄々を捏ねてるんだ!いい加減にしろ!ここで戦わないでどうする?逃げても無駄なくらい、お前はわかってるだろ?」



そうだけど.........。