「俺も梨乃の“大切な人”らしいし、協力する。」


「ちょ、愛純っ、蒼ちゃん！そんなこといって..............。」


「俺ものった。忘れてたけど、河波には昔、借りがあったしな～。」




は？
借り？



3人が一気に連を疑視した。





「まぁまぁ、じゃあ、河波をハワイに連れて行くか。」



連の言葉に対して梨乃は、



「え？何で？」




「バッカじゃねーの。あっきーんとこ行くんだよ！」


蒼がニヤっと笑った。


「まー、俺と愛純と梨乃を敵に回せば一条もただじゃ済まねぇよ。それに俺らだってこうなりゃあっちだってこっちが何するか分からない団体、になるだろ？」



「そういえば一条っていつ帰って来るの？」



「明日。今日はあっちのホテルで一泊してからこっちに帰って来るって。」