でも、私的に居心地が悪いから、私の護衛に就いて初日、連にお願いした。

「そうやって敬語を使われると固くて嫌。私は連と友達のようでありたい。お願い、愛純って呼んで?」

必死で言ったら、聞いてくれた。
俺も、愛純を守りたいだけだから主従関係は本当は嫌だった。って。

ただし、母様や、他に「宮内家」に仕えているひとが家にはいっぱいいるわけだから。
家の中、2人きりのとき意外は敬語を使うと約束した。


私の部屋に入れば──────

「やっぱり疲れるなー。敬語使うと。」



何て言って、
いつもの連に戻る。



「私...............早く梨乃に会いたいっ..................。」



動いていた手を止めて、下を向いた。
連は私のほうへ歩いてきて、イスに座っている私の横に立った。



「でも、今は連絡を待つしかない。」

「......................いつになったら会えるのかなぁ..........。」