姫とあいつと婚約者


「最近学校休んでるよね?梨乃。それに、すごく元気もなかったみたいだから何かあったんじゃないかな~........と思って。何か知らない?」

「ん~........わかんないなぁ・・・ごめんね。」

やっぱり────
かぁ...............。

それに朝、蒼にこうも言われた


「そこまで心配する必要ねぇんじゃね?ただ単に風邪とか。そんな簡単な理由だったり........ありえなくはねぇと思うけどな。」


うーん、やっぱりそうなのかな?
...............そうだよね。


「おい。」

後ろから一ノ瀬の声がした。

「何?」

「お前さ、梨乃の異変に気付いてるんだよな。」

「一ノ瀬も、そう思ってた?」

「個人情報だからさ、他の人間に情報を提供するってかなりまずいことなんだけど、親友........?のお前にだけは言ったほうがいいかなって、思ったんだけど。」

「え、何々!?知ってることあったら、教えて!絶対に秘密にするから!」

「実は、知っちゃったんだよ............親んとこに用があるから部屋行ったら...........俺は詳しくは言えない。けどこのことは梨乃の口から告げられるまで他のやつに漏らすな」