「初めまして。水嶋 連です。」

とだけ言うと先生に説明は全て任せた。
突然の転校生・・・ではなく、クラス移行の人物は連だった。

「何と、一般クラスCからSに上がることは前代未聞で、史上初です。皆さん知っての通り、今回の期末テストでは1位、そしてSクラスの条件に満たしていて、今回のテストの結果によってSクラスに上がるかは検討されることになっていたのですが、予想以上に活躍してくれたのと、ご本人の希望から、Sクラスへ移動しました。」

「皆さん、よろしくお願いします。あ、ちなみに俺は、宮内家で愛純の専属護衛をしています。」

と連が言うと、皆が一斉に私を見た。
ざわざわしだしたところで、窓側の一番端っこの空いている席に座った。






連は蒼を一度だけ見て、私に笑って見せた。