全く血縁の無い俺を拾ってくれたことには感謝をしている。
もちろん。愛純にもだけど、水嶋家にも。
もう、白河の名とはさよならをして・・・
水嶋家は愛純が急につれてきた俺を、最初は戸惑いながらも受け入れてくれた。
宮内家の専属護衛になるために辛いこと、苦しいことをいっぱいしてきた。
でも、本当に家族のように接してくれて・・・
俺を護衛に育てる間はすっごく厳しいけど、ご飯を食べたり、水嶋家の人とコミュニケーションを取る時はすっごく温かい。
愛純に拾われなければこんな幸せは訪れなかっただろう。
愛純が俺を助けてくれたから・・・今度は俺が愛純を助け、守ろう。
だから・・・
俺は命を懸けて愛純を守ることにした。