姫とあいつと婚約者

動けない体を思いっきり力任せに振り切り、
咄嗟に愛純の前に立ちはだかった。



「・・・っ!」



ドカッ



その拳は、俺の頭に直撃した。
・・・そして、俺は・・・


ここから気を失って覚えていない・・・



・・・愛純、泣かないで・・・





その後、愛純に聞くと、俺の頭を殴った後、愛純もまた、殴られそうになったけど、丁度そのとき宮内家の人たちが来て助けてくれたらしい。