「じゃあ今別れる。」 嘘。本当は別れたくなんかない。 でも、私とさつきは別れるっていう選択肢しか今は無いと思うから。 「何で?」 いちいち聞き返さないでほしい。 心が折れそうになる。 「さつきは…さつきは私のこと彼女だと思っていなさすぎよ。 彼女とセフレは違うの!」 「知ってるよ。」 「じゃあ、何で女の子と遊ぶの? 彼女がいたら、女の子と遊ぶなんてありえないの。 私は…さつきと一緒にいるのが疲れる。」 私は初めてさつきの前で泣いた。