ショートケーキ

「あっ、雨野さん!」


誰かが私の名前を呼ぶ。

それに反応して、他の人達もこっちを見る――嫌だ嫌だ嫌だっ!


俯いたまま席に着くと、後ろの席の子、友那チャンに声を掛けられた。


「おはよっ」


……はい?


「咲穂チャン、昨日凄かったね! 何か予想外だった!」


……んん?


「てゆーかさー、バカ共って……なんか俺、隠れたM性が目覚めた気がするんだよねー」

「昨日の雨宮さん格好良かった! ヤバイよアレ!」


……すみません、何の話でしょうか。