カツは結局この2週間で4県を渡り歩き、合計8社の企業を受けたらしい。
やりたい事がまだ正確には決まっていないようで、様々な業種を受けていた。
商社、保険、販売員、工場職員、アミューズメントなどなど…。
カツは俺に隠さず何でも話してくれた。
俺がこの2週間何をしてたか話すと、カツは笑った。
大学に着き、俺達はいつもの講義室に直行した。
履修は3、4年生対象なので沢山の後輩達の中にポツンと俺達4年生が座っている状況だ。
教授が来られるまでしばし雑談をする俺達。
照城「カツ、実はお前が居ない間の2週間この授業休んだんだけど…。」
カツ「え゛っ!?…お前出なかったのかよ…。それならそろそろ出席ヤバいよな(笑)まぁ俺なんてこの2週間出てなくても出席やべぇのに…。」
実は後期になってから結構休みがちになっていた俺達…。
2人して暗くなっていた。
カツ「まぁいっか☆別に単位は足りてるし☆」
照城「そう言えばそうだな。俺何心配してんだろ(笑)」
カツ「はっはっは!テルらしいな。」
結局は自分で蒔いた種なのだが、俺はそういう所はやけに心配性になり、やけに真面目な性格なのだ。
