1month honey


夕食の残りを片付けたら
シャワーを浴びて準備をしようと
食卓へ向かった。

中途半端に残しておいた中華丼…
最後の一口が今
母親の喉元を通過しようとしていた。

「もう食べないのかと思って
 食べちゃったよ~。
 ごめん、ごめん。」

そう言って豪快に笑う母親の
顎の肉が震えていた。


仕方なくシャワーを浴びて
部屋に戻って適当に化粧をした。

服も適当に
ショートパンツと
Tシャツ、パーカー。


飲み会に出会いは求めていない。
飲み会に来るようなチャラ男に
興味はないのだ。

私はもっと
大人でダンディな
紳士と付き合いたい。