そして今日 私はリュウジの家にいた。 母親と二人暮らしのリュウジ。 母親はよく出かけているらしく 人が集まることが多かった。 今日も母親はいない。 リュウジと二人きりの空間で 嘘で塗り固められた 愛を感じていた。 横になりながら ダラダラとしていた。 リュウジの好きな 車の話を聞いたり アーティストの話を聞いたり。 すこしずつ 本当のリュウジを 知れているのかな… そんなことを 考えていたときだった。