クリスマスイブの日から 三日が過ぎた。 学校も冬休みに入り 生活リズムも すっかり乱れきっていた。 夜中の二時。 することもなく ベッドに横になり 暇を持て余す私。 見つめる携帯の画面。 アドレス帳を開き 君の真似をして ニヤニヤ笑う。 サンタさんが叶えてくれた 聖なる願い。 私の携帯のアドレス帳には 再びリュウジの名が しっかりと刻まれていた。