1month honey


しばらく泣いたあと
リュウジは鼻をすすりながら
恥ずかしそうに笑った。

「なんかごめんな。」

立ち上がり
私に手を差し伸べるリュウジ。

その手を
私は
そっと握った。

部屋に向かい歩き出すリュウジが
一人言のように言った。

「一緒に泣いてくれて
 ありがとな。」



ごめんね、リュウジ。
私本当は
すこし喜んだ。

もしかしたら私が
君の彼女になれるかもって
喜んだんだ。

一瞬でも
そんなこと考えた自分が
虚しくて悲しくて…
だから泣いたんだ。

ごめんね、リュウジ。