しばらく泣いたあと リュウジは鼻をすすりながら 恥ずかしそうに笑った。 「なんかごめんな。」 立ち上がり 私に手を差し伸べるリュウジ。 その手を 私は そっと握った。 部屋に向かい歩き出すリュウジが 一人言のように言った。 「一緒に泣いてくれて ありがとな。」 ごめんね、リュウジ。 私本当は すこし喜んだ。 もしかしたら私が 君の彼女になれるかもって 喜んだんだ。 一瞬でも そんなこと考えた自分が 虚しくて悲しくて… だから泣いたんだ。 ごめんね、リュウジ。