そう言ったリュウジは 静かに 静かに泣いた。 肩を震わせ 丸くなるリュウジは 今までに見たことがないくらい 弱く小さな一人の人間だった。 すべてを包み込んでくれる 大きなリュウジは どこにもいなかった。 何にも負けないような 強いリュウジは そこにはいなかった。 私は泣くことしかできなかった。 ただリュウジの隣で 一緒に泣くことしかできなかった。