1month honey


私がちらちらと
横目でリュウジを見ていると
リュウジは携帯をパタンと閉じ
ポケットにしまい立ち上がった。

「ちょい外行こう。」


そう言って振り返ったリュウジは

今にも泣きそうなほど悲しそうに
崩れ去ってしまいそうなほど優しく

笑っていた。


胸の奥底に潜っていった不安が
再び顔を出した。
さっきよりも大きくなって
私を襲う。


扉に向かって歩き出すリュウジに
私は慌ててついていった。

リュウジの無言の背中を
追いかけた。