そこのカラオケ店は トイレに行く廊下の途中に ソファーが置いてある。 そこに座り携帯を見つめる 金髪男の姿が目に入った。 駆け足で近づいた私に リュウジは気づきもしない。 真剣に携帯を見つめ続ける。 彼女のこと…かな。 不安で苦しくて 泣きそうになった。 「何、してるの?」 意を決して声をかけると リュウジはすこし驚いた表情をして いつものニヤニヤ笑顔を浮かべた。 そして無言で 携帯の画面を 私の方に向けた。