ボーッと花を見つめていると キッチンの方から お湯が吹き零れる音が聞こえた。 慌てて火を止め 温めていた中華丼を 鍋から取り出した。 回らない頭を抱え 中華丼を口に運んだ。 リュウジと出会った日の 夕食も中華丼だったなと そんなことを思った。 涙が、止まらなかった。 泣きながら食べる中華丼は あの日と同じ味がした。