でも、その子は避けられてもめげなかった。
「百合!お前もサボリ?!」
「やめてよ。遊羽と一緒にしないで。
もう入学式が終わっただけ。」
そっか。
もうそんな時間か。
「あら。この人達も遅刻?」
グサ!って言葉の刃が刺さる。
「そうなんだ!この子蝶子ね。」
「私は花池 百合。」
「うちは、姫那 遊羽」
よろしくねーっていって自己紹介は終わり。
そうすると人がいっぱい来た。
入学式が終わったのだから当たり前か。
とりあえずみんなは端に寄った。
そして、直担任も入ってきた。
「お前らー。この席に着けー。」
そう言って担任は持っていた紙を黒板に磁石でくっつけた。
先生は癖っ毛で肩より少し下のダークアッシュ。
前髪はうざったそうなくらい長い。
先生から視線をずらして後ろの紙を見る。
そこには1人1人の名字が書かれていた。
その紙をみんなで囲んで見ている。
それで確認し終えた人から座る。
その紙をさっきの遅刻組と見に行くと席表は
鷲鷹 浅岡
楠木 如月 窓
花池 上條 側
姫那 篠原
黒板
となっていた。
「やった!近いねー☆」
「わぁ。百合が後だぁ!隣の篠原って誰だぁ?!」
遊羽が騒いでいると夏がなんか言おうといていた
「そいつは「夏ーー!!!」
大声で夏の名前を叫び抱きついてきた子は
可愛くて、声も高め。
なのに制服をチラって見ると下はなんとズボンだった!!


![姫のような王子様[続]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.799/img/book/genre1.png)