「…悪かった、よ」 稜は一瞬だけマンガから目をはなしボソッとつぶやいた。 だけど、それだけで俺には十分伝わった。 だって今まで稜が誰かに謝るなんて絶対になかったから。 「…くっ。稜、お前でも人に謝ったりするんだな」 「うっうるせえ!!で!許してくれんのか?」