二人は大笑いしながら教室へと戻っていった。


「楽しみー!!」


「あ、あぁ…」


せっかく一緒に行けるというのに稜は浮かない顔。


実は稜は本当に…カナヅチだった。


小学生の頃に溺れて以来、トラウマになっているのだ。



浮かない気分のまま教室へと戻った。