興味がある女子さえいれば多少なりとも興奮はする。


「じゃあ…希咲ちゃんどっこかなー!!」


「だからなんで流波なんだよ…?」


海は立ち止まってびっくりしたような顔をしながら稜を見た。


「お前まだ分かんねーの!?」


「だからなにが」


海は大きなため息を一つつくともう一度稜の顔を見た。