「ねーねーっ希咲ちゃん!!」 海はずっと希咲に質問をしながら歩いていた。 「…彰。あの子…流波って一年からいたか?」 「うんいたよー。教室遠かったから全く接点なかったけどねー」 二年になってからは同じクラスだったというのに海と稜は今まで存在をしらなかった。 稜はともかく女好きの海が希咲みたいな可愛い子を知らないなんて不思議だった。