追いかけて行った海の努力もむなしく、二人は同じ班となった。


「あーもーありえねぇー!!なんで稜なんかと…」


「そっくりそのまま返してやる」


またも海と稜は言い合いをしていた。


恒例となったこの言い合いにクラス一同あきれている。


「稜!!同じ班になったなら迷惑かけんじゃねーぞ!!」


「お前こそな」


なんだかんだ言いつつもこの二人…計画だけはしっかりとたてていた。