その後はクリスマスについては一切ふれず、ただ並んで歩いた。


「じゃっじゃあね、稜」


「おう、またな」


何事もなく家に着いてしまった。


希咲は家に着くなり部屋に駆け込んだ。


ベッドに顔を埋めて声を殺して…泣いた。