「ハァ…」


「どうしたの?希咲」


希咲が思いっきり大きなため息をつくと声をかけてきたのは彰だった。


彼氏の稜はというと、いまだ海と言い合っている。


「彰…あのねもうすぐクリスマスじゃん?だけど稜さぁいつもあんなんだから…」


彰は黙ってただ聞いている。


「なんにも言ってくれないし、どうしたらいいのかなぁ…」