「ー…子!!莉子!!」



誰かが大きな声で、あたしと同じ名前を

読んでいる。


とっても聞きなれた声ー…。


それも気にせず、また歩きだす。



「おい!!莉子!!!!」



え…………。


まさか、まさか…。


あたしは、思わず振り向いた。



ゆ…………うや…。


なん……で?