あたしは、その文字に目を通す。 『莉子へ 今、これを読んでいる頃は電車の中かな? ほんと、短い間だったけどいっぱいの 思い出をありがとうございました。 おかげで毎日がとても楽しかったです。 明日から莉子がいなくなるなんて 考えられません。