狼彼氏×子兎彼女


それからその男の子と毎日

公園とか神社とかで遊んだ。


でもたしかその男の子は親の事情で…」

「引っ越した。」


「え…?」



なんで……悠弥が知ってる…の?


あたしの小さい頃の話だよ…?



「その男の子の名前…覚えてる?」



そう言ってあたしに問いかける。


そんな悠弥の顔が綺麗すぎて

きちんと向き合えない。