「じゃあね、莉子。明日は学校行こうね?」 あたしは、ぼーっと空を眺めていた ことに気がつき、部屋の玄関まで 愛梨を見送りに行く。 「うん…明日は学校に行く…。 今日はごめんね? あたしのために学校まで休んでくれて」 「何言ってんの! ひさびさに莉子の おもしろい話 聞けた」 「なにそれ~っ!」