ドンッッ! 「…?莉子いんのか?」 ドンッッ! あたしは必死の思いで、掃除箱を蹴る。 「どこだ。おい、返事しろ」 あたしはここだよ? きずいてーっ悠弥! ボールやマットを散らかしていく悠弥。 「莉子?いるの?」 愛梨も探し始めた。 ドンッッ! 「奥の…掃除箱なんじゃない?」 そう言ったのは愛梨だった。 たくさんのものを乗り越えて、 悠弥は、掃除箱を開けた…。 …………莉子