『ピピピピー』
「うぅ〜・・・もうこんな時間かぁー・・。てか・・・、さむっっ!!」
今日もまた1日がはじまってしまった。

私はため息をつくと、ストーブに手を伸ばし電源を押した。
まだ、寒さが残る1月だ。
私は朝日がさしている外を窓越しから眺めた。

草に露がついていて輝いて見える。
久しぶりにこんなきれいな光景を見たかも。
そー思うと私は学校にいくしたくをした。


「柚曖〜〜♪」

「あっ日菜、おはようー」

私の親友の清水日菜(シミズ ヒナ)だ。

日菜とは中学からの付き合いで、いまとなってはなんでも話し合える仲となっている。

あっ、ちなみに私の名前は、桃園柚曖(モモゾノ
ユア)高校1年生だ。

日菜と一緒に学校に行く途中、ある人物と目があった。

「どっかで見たことがあるような・・・」

「柚曖どうしたの〜??」
「いや、なんでもないよー!!」

「あっそぉー。それならいいんだけど(笑)」

私は少し気にしつつも学校に行った。

「ぉはっよーん♪」

学校に着くやいなやいきなり話しかけてきたのが、龍谷剛也(リュウタニ タケヤ)だ。

コイツは、うちらの隣のクラスの生徒だ。
でも、コイツは厄介でやたらとうちらに話しかけてくる。

「おはよう剛也君〜♪」

でも、一番厄介なのは日菜のほうかもしれない。日菜は剛也のことが好きなのだ。

まぁーたしかに剛也は顔が整ってて、女心をくすぐるのがすごくうまい。でも、私はなんでか知らないけど好きなタイプではない。

「あぁー・・・えぇーと、おはよ〜。あっ、柚曖ちゃん今日もか・わ・い・いぃ〜☆」

「・・・じゃ。」

「えっ、それだけぇ!?でも、柚曖ちゃんみたいなクールていうのか、ツンツンっていうのかわからないけど、俺超好き〜♪」

「・・・私はあんたみたいなタイプ嫌いだから。」

私はそういってまだなんかいっている剛也を無視して教室にいった。

「ねぇー、柚曖〜・・」
「どうしたぁー?」

「柚曖って剛也くんのことどう思ってる??」

「どうって、私はどうも思わないょー。てか私はあんなチャラいヤツ苦手だから(笑」