「ねぇ今度はどこ行くの?」
明らかに帰る方向とは逆。
「夜景が綺麗に見えるなレストランだよ」
「ほんとに?」
それから30分程車に乗って紫苑が予約していたレストランに着いた。
「わぁーすごい。綺麗~」
レストランから見える景色はホントに綺麗だった。
ご飯もどれも美味しく、最後にデザートのケーキが出てきた。
「胡桃。真剣な話しだけどさ…」
何の話し?いつになく紫苑の顔が真剣だった。
別れ話し?
そんなのヤダ。
「胡桃泣きそうな顔するな。
大丈夫別れ話じゃないから」
「ほんとに?
良かった」
「あー。
話し戻すけど
胡桃。高校卒業したらさ…。

