夜。
紫苑に今日の事聞いてみよ。






プルルルル~


「もしもしー紫苑?」


「胡桃か、今日電話掛けるの早いな。」


「あのね、今日の昼くらいどこにいた?」


「あーショッピングセンターの近くにいたよ。」


「やっぱりそっか。あたし見ちゃったんだよね。紫苑が綺麗な女の人と歩いているの。」


「望未のことか?」


なんだ認めちゃうんだ。やっぱりあたしとは遊びだったんだね。
そうだよ10歳も年下のあたしに本気になるわけないよ。


「そっか。認めちゃうんだ。紫苑もういいよ。




さよなら。」





そう言って電源ごと切ってしまった。