あたしが卒業した次の日にあたしのうちに紫苑がやって来た。



「お久しぶりです。
おじさん、おばさん。」


「紫苑くん久しぶりだね。」


「あの、今日はお話があってきました。




胡桃さんと結婚させてください。
絶対に幸せにするんでお願いします。」

「お父さん、お母さん。お願いします。」





「「……。」」




お父さんもお母さんもしばしの沈黙。



「紫苑くんも胡桃も頭をあげなさい。」

沈黙を破ったのはお父さんだった。



「紫苑くん胡桃を絶対幸せに出来るのか?」

「はい。必ず幸せにします」

「胡桃をよろしく頼むな。
紫苑くんならよく知ってるし」

お母さんが、

「胡桃をよろしくね

紫苑くんがうちの息子になるなんてね。嬉しいわ

さぁ今日はご馳走よ。紫苑くんも食べて行ってね。」


そういってキッチンに行ってしまった。