あなたを想い、夜、目を閉じるといつも、青い空に白い雲に緑の木陰が見えてくる。

私は、いつもの通り、ちょっとだけおしゃれな服を着てカフェテラスの椅子に座っていた。

彼と待ち合わせしていた、このカフェはもうずっと前から私のお気に入りの場所だ。

彼を待つ私は、胸の高鳴りを感じていた。

しばらく待っていると、私を呼ぶ彼の声が聞こえた。
「リラ、待った?」

いつも私は決まって、
「全然待ってないよ。」
と笑顔で返す。