不器用な先輩



きっと、体は震えてたと思う。



大丈夫。


そう、自分に言い聞かすしかなかった。


先輩の隣に座るときが、一番緊張した。


いつもなら、先輩は私を見てくれる。

そこで目が合って、先輩が微笑んでくれて


「はやく座れ。」



そう言ってくれるのに…



今日は、話しかけられるどころか、目も合わせてもらえない。