不器用な先輩





真由子に会ったら、すぐに泣きそうになった。



そんな私を見て、



「ちょっと、中庭行こうか。」



と優しい口調で言った。




朝の中庭は静かで、昼のあの生徒がいっぱいいる空間には思えなかった。



2人でベンチに腰掛けると、真由子が


「何かあった?」


と聞いてきた。