不器用な先輩



ああ。なんて、馬鹿なんだろう。

ここまでするやつがいるのかと思った。


下手したら、命にかかわるのに。

死んだらどう償ってくれるんだろう。


私は、階段から転げ落ちながらもそんな冷静なことを思っていた。


衝撃すぎて、痛さを感じない。




最後に私が見たのは、私を突き落としたやつが焦っていた顔をしていた。