不器用な先輩



先輩は、昨日みたいに私を持ち上げて乗せる。


なんだか、小さい頃に戻った気分だ。


「掴まれ。」


そう言われ、昨日のように先輩の腰に手を回す。


あぁ。やっぱりこの背中は安心する。

すごくすごく安心する。


このまま絶対乗って居たいくらい。


バイクなんて怖いと思っていたけど、何故かこの背中の後ろに乗っていると安心する。