不器用な先輩



「真由子、多分私好きになりかけてる。

でも、まだ確実に好きではないから」


「それでいいんじゃない?

まだ、告白されたのは今日なわけだし。

彩は惚れやすい性格だから、それが今回はいいのかもしれないわね」


なんて、真由子は笑いながら言う。


確かに惚れやすいけど…


「ま、ちゃんと考えて付き合いな。」


「うん。」


真由子との電話を切ると、なんだか、先輩に会いたくなった。

確実に好きに近づいている。