不器用な先輩





私は、すいません、



と人々に言いながら、音のするほうへ進む。



進むたび音はでかくなる。



怖くてしかたない。


でも、行くしかない。


そんな葛藤の中で、やっと人の塊から抜ける。



すると、その光景に私は声が出なかった。