ロンリー・ハート《この恋が禁断に変わるとき…》【完】


「…何?」

「んっ?いいから…」


そんな風に言われたら
気になってしょうがないよ…


程なく伯父さんも帰って来て
4人で食卓を囲む。


「もう、聖斗にも今日は早く帰って来る様に
メールしたのに…
家族揃っての食事なんて
滅多にできないのに…」


伯母さんは
不服そうに、ため息をつく


…きっと、聖斗は私を避けてるんだ…
私が居るから…
だから
帰ってこない…


夕食を済ませた後も
優斗は暫く伯父さんとお酒を飲み
気付けば
もう9時をまわってる。


さっきの優斗の言葉が
頭の中で、グルグル回って
お気に入りの連ドラも
上の空…


ようやく優斗が腰を上げ
二階に行くのを確認して
私もリビングを出ようとした時
聖斗が仏頂面で帰って来た。


「…おかえり」

「…あぁ」


ハァー…
やっぱり、素っ気無い…


二階に上がり
優斗の部屋のドアをノックする。


この部屋に来るの
久しぶりだな…


ドアを開けると、優斗がベットに座り
手招きするから
私は何の疑いも無く
優斗の横にチョコンと座る。


「美羅、これ
入学のお祝い」


優斗から手渡されたのは
ブランド物の財布だった。


「すごーい!!貰っていいの?」

「うん。美羅も、もう高校生だからね」

「嬉しい!
優斗、有難う」


感激の余り、私は思いっきり優斗に抱きついたから
2人してベットに倒れ込み
私の体を抱きとめた優斗は苦笑い。


「相変わらずだな。美羅…」

「だってー…」


甘える様に
優斗の胸に頬を押し付けた


その時だった…


「兄貴…帰ってるのか?」


部屋のドアが
ゆっくり開いていく…