私の思考回路は崩壊寸前
何をどうしたらいいのか…
考えがまとまらない。
一番最初に頭に浮かんだのは
伯母さんのこと
付き添いをしてる伯父さんの携帯に掛け
優斗が見つかり自殺未遂をして
入院してることを伝えると
伯父さんは驚き
今から優斗の所に行こうと言い出した。
20分ほどでマンションの部屋に来た伯父さんに
手短に状況を説明する。
「なんてバカなことを…
美羅ちゃん、すぐ出よう!」
「でも、伯母さんは?」
「あぁ…、聖斗には連絡しといたんだが
今、処方箋の患者さんで一杯みたいなんだ…
直ぐには病院に行けそうにないみたいでね。
仕方ない…理絵さんに頼むか…」
「理絵さんに?」
「こんな時だ。理絵さんも協力してくれるだろ?」
伯父さんは隣の理絵さんの部屋へ行き
伯母さんの付き添いを頼めないかと
頭を下げる。
「お義兄さんが…自殺未遂?
分かりました。
瑠菜を実家に預けて
直ぐお義母さんのとこに行きます」
「すまないね…有難う」
「いいえ、早くお義兄さんの所に行ってあげて下さい」
「じゃあ、頼んだよ。
美羅ちゃん、行こう」
「あ、はい」
伯父さんと、エレベーターに急ぐ
その時、今まで無意識に
ずっと手に握っていたままの督促状に気付いた。
今は、優斗の命の方が大事…
私は、その紙をスカートのポケットに押し込んだ。
・・・
車で3時間
ようやく優斗が入院してる
市民病院に到着すると
優斗の病室の前で
2人の警察官が、私たちを待ってた。
「大原美羅さん、優斗さんの奥さんですね」
「はい」
「優斗さんの意識は戻りましたが
まだ、お話しが出来るまでには至っておりません。
しかし、命に別条は無いそうです」
「そうですか…良かった…」
「現場の状況から見て
事件性は無い様ですので
無理心中ということで
処理させて頂きます」
無理…心中?
「どういう…ことですか?」
「優斗さんは、女性と一緒に自殺しようとしたんですよ」
「……!!」


