約束の日曜日
私は朝から大忙し。
昨夜、着て行こうと思ってた服が
急に気に入らなくなって
選びなおしたり
少しでも大人に見える様に
慣れないメイクをしたり
同じ家に住んで
毎日、顔を合わせているのに
まるで
久しぶりに会うみたいに
緊張してる。
自分でもバカみたいと
笑えてくる…
「みらぁー、まだかよ。
行くぞー」
突然、ノックも無しに
ドアが開く。
「あっ、聖斗…ダメ!!」
遅かった…
「キャァーーー!!」
「え゛…っ」
慌てて隠したけど
ブラとショーツだけの姿
バッチリ、聖斗に見られた…
足元に脱ぎ捨ててあった服を掴み
必死で隠そうとする私に
聖斗は冷めた瞳で
呆れた様に笑う。
「俺、美羅のオムツ変えたことあんだぜ。
風呂だって一緒に入ってたし
ぜーんぶ見てんだけど」
全部って…ヤダ…
「酷い!!赤ちゃんの時と
一緒にしないで!!」
「あんまし変わんねぇよ」
言いたいこと言って
部屋を出て行くと思ったのに
ズカズカ入ってきて
ベットに座る。
「ちょっと…出てってよ…
着替えらんない…」
「あー、俺のことは気にするな。
勝手に着替えてろ」
そう言って
ベットに寝転ぶと
私のファッション雑誌を
ペラペラ捲りだす。
気にするなって言われても
気にするよ!!
とにかく、なんでもいいから
着なきゃ…
聖斗に背を向け
ドキドキしながら
適当に近くにある服を着る。
選んでる余裕なんてない…
でも、聖斗は
裸同然の私の姿を見ても
なんとも思わないのかな…
ちょっと寂しい…
すると
私の背中越しに
聖斗の優しい声がした…
「大人になったな…美羅」


