ロンリー・ハート《この恋が禁断に変わるとき…》【完】


「ごめんなさい…
私、頭の中、真っ白…」


「いいんだよ。
ただね、大学に入学する前にと思ってね。
途中で名前が変わると
美羅ちゃんも嫌かな…なんてね」


伯父さんは
優しく落ち着いた口調で
そう言ってくれた。


でも伯母さんは
まだ諦め切れない様子で


「優斗に聞いてみる?
あの子も美羅ちゃんのこと
きっと、気に入ってるはずよ」
と、一歩も引かない…


「なんなら、今から優斗に電話して…」

「え゛!!」


絶句してる私に
伯父さんが助け舟を出してくれた。


「おいおい。
美羅ちゃんが困ってるだろ!
焦ることない。
結婚は本人次第なんだから…」

「…あら、そう?
でも、美羅ちゃん
いつでも優斗には言ってあげるから
遠慮しちゃダメよ」

「はあ…」


伯母さんのお勧めが
聖斗だったら
すぐにお願いしちゃうのにな…


でも聖斗
親にまで評判悪いって
ちょっと可哀想…
ホントは、凄く優しいのにね。


それから二階に上がり
聖斗に養子の話しと
優斗との結婚を進められたことを話した。


聖斗は特に何も言わず
呆れた様に笑ってた。


「私は、どっちも嫌だよ。
養子なんかになったら
聖斗の妹になっちゃうもん。
彼女がいい!!」

「そうだな」

「そうだよ!!」


明日のことは
あえて、話題にしなかった。


いよいよ、明日…だよね。


何を聞いても大丈夫。
聖斗への想いは変わらないから…