『ねぇ…ひとみ?たぶんこのバンド内田先輩のバンドだと思うよ。』 『え"?うそ?』 『たぶんね、あたしの友達たちのバンドはもうスタジオ行ったみたいだし…』 『逃げよ…りえ』 『え?ひとみ?』 あたしはりえの腕を引っ張って走り出した。 だって…涼ちゃんのだと思わなかったんだもん。 あっ! 涼ちゃんっていうのはあたしより1コ上で保育園からの幼なじみ。 ちなみに彼女はいないんだって。好きな人はいるらしいけど…