「ね、そう思わない?」



「し…新婚気分…」



た、確かに。



平凡だけど、幸せな時間。



「これが毎日だったらいいのに…」



「…なんか言った?」



「え、あ、何でもないです!」



ヤバい、思わず口に出てしまった。



「俺も毎日、優希ちゃんの寝顔見れたら幸せなのになあ」



「え…?」



「さっき優希ちゃんの幸せそうな寝顔見てそう思った」



そう言ってニコッと微笑んだ先輩。



顔がまた熱くなる。